2歳から12歳の脳がグングン育つ!論理の力

タイトル:2歳から12歳の脳がグングン育つ!論理の力

著者:出口汪

刊行:2019/5/7

 

 

選定のきっかけ

audibleで育児本を見漁っていた時期だと思います。

2022年11月読了

 

本の内容など

  • 先進国は「教育」(先生が教える)から「学育」(生徒が自ら学び育つ)へシフト。例えば、スタンフォードオンラインハイスクールでは学育。
    • 下位校では以前詰め込み。日本はアメリカの下位校と同じレベルの教育。

 

  • 少子化→大学の定員割れ→学力試験が機能しなくなる。

    • 入学は簡単、卒業が難しくなる
    • 卒業要件に論文を読む、書くことが入ってくる
    • 優秀な学生は選抜試験前に取られるため、高校の成績がものを言う
    • 超優秀な学生は海外進学も視野に入れる

 

  • 脳と身体では、脳が先に成長する。
    • 12歳頃にはほぼ大人と同じ脳の大きさに。
    • つまり、12歳までは「脳を育てる教育」、12歳からは「育った脳にうまく働きかける教育」に。

 

  • 幼児童期は「言語の習得」が肝。思考したり構造を捉えたりするために言語が必要。

    • 言語には自然言語(日本語や英語など)と人工言語(数学やど)がある。後者は文脈で意味が変わるなどの曖昧性がない。

    • イコールは抽象と具体を繋ぐもの。
      それを理解していないのに問題集を解きまくっても意味がない。

 

  • 「なぜ」「どうして」は論理力を育む魔法の言葉。子どもに問いかけてみる。一緒に考えてみる。
    • 必ずしも答えがあるとは限らないが、それで良い。

 

 

感想

少子化のくだりなどはなるほど自分の時代との違いに気付かされました。

 

ただ全体的には冗長な印象でした。